「ウィラーの4列シートって、正直しんどいのかな?」
「実際に乗った人の感想を聞いてみたい」
夜行バスって格安で移動できる手段だけど、実際の寝心地や快適性は気になるポイントですよね。
本記事では、実際にウィラーエクスプレスの4列シート「プライム」を利用した筆者がその体験から皆さんのお悩みについて解説。
結論として、ウィラーエクスプレスの4列シートは快適でコスパも良く、オススメできる夜行バスです。
詳細な機能面の感想や、料金・利用する際によくあるQ&Aまで紹介しているため、読み終える頃には、ウィラーの4列シートを選ぶべきかどうか判断できるはず。
筆者もこれまで3〜4社ほどの夜行バスを利用してきましたが、中でもウィラーの「プライム」は他社の4列シートと比較してプライベート空間の快適性で、コスパ面で1位でした。
目次
1. WILLERの4列シート基本スペック比較

それでは先ずウィラーの4列シートの基本スペックを簡単にご紹介します。
ウィラーの夜行バスにおける4列シートは、主に「リラックス」と2023年4月から運行開始された「プライム」の2種類があります。
リラックスの中にもトイレ付きとトイレなしの2つの車両がありますが、今回はトイレなしの方を比較対象としてご紹介します。
1.1 「プライム」と「リラックス」シートの違いは?
結論として、「プライム」と「リラックス」の違いは「カノピーの大きさ」と、「カノピー内のスマホホルダーのありなし」が大きな違いです。
リクライニング角度や座席間隔などに差はないため、同じ広さでも「プライム」の方が快適性が高いといった感じです。
プライム | リラックス(トイレなし) | |
リクライニング角度 | 約130°(最大) | 約130°(一部シートは最大140°) |
シート幅(座面) | 44 cm(肘含む50 cm) | 同左:44 cm(肘含む50 cm) |
シートピッチ(前後間隔) | 約91 cm | 約91 cm |
フット/レッグレスト | フットレスト+ふくらはぎ支えるレッグレスト付き | フットレスト付き、一部にレッグレストあり |
カノピー(フード) | 大型カノピー:高さ+奥行き約15 cmアップ、防音・遮光性向上 | 標準型カノピー(固定式)あり |
パーテーション(仕切り) | 可動式(高さ調整可)、個人利用・2人利用で使い分け可 | 固定式パーテーション |
スマホホルダー | カノピー内側に設置、夜でも動画閲覧しやすい設計 | なし |
間接照明 | 夜間は青色間接照明点灯(完全消灯なし) | 乗車中は消灯または通常照明保持(仕様により異なる) |
USB/コンセント | USB+一部ACコンセント装備 | USBポート(またはACコンセント搭載車両あり) |
ブランケット貸出 | 装備あり | 装備あり |
トイレ | なし(すべてトイレなし車両) | 同左 |
2. ウィラーの4列シート「プライム」は本当にしんどい?

↑筆者撮影「プライムシート」
それではここからは実際の筆者の体験談を元に、ウィラーの4列シート「プライム」の乗り心地について解説していきます。
ここでは、実際に気になるであろう下記の3つのポイントから、その乗り心地についてご紹介していきます。
・「プライベート空間はどの程度確保されている?」
・「実際、寝心地はいい?」
・「車内の利便性やサービスはどう?」
2.1 「プライベート空間はどの程度確保されている?」
先ずプライベート空間がどの程度確保されているのか気になるところでしょう。
結論として、ウィラーの「プライム」4列シートは他社と比較しても非常にプライベート性に優れています。
その理由としては、「巨大カノピー」と「隣席とのパーテーション」があります。

↑カノピーを下ろした状態の視界
カノピーは下まで下ろすことで、周りからの視線などを気にすることもなく個室感のある空間で寛ぐことができます。
また、従来のリラックスより15cm高いカノピーによって、下ろした状態でも全く圧迫感を感じることもありませんでした。
加えて、隣席とのパーテーションも使うことで、隣の席とも上半身は完全に区切られるため気になることもありません。
その他、座席間隔も91cmあるため、成人男性でも問題なく足を伸ばせます。
2.2 「実際、寝心地はいい?」
次に、寝心地についても気になるところでしょう。
結論、プライムのリクライニングは最大130°倒すことができ、寝心地も非常に快適です。
一般的な高速バスのリクライニング角度が120°程度のため、より普段の寝る姿勢に近い形で休むことができます。
また、「ヘッドレスト」は高さ調節可能で自分に合った高さに調節できます。
その他、背もたれ・座面・腰の3つのパーツそれぞれに合ったクッションが採用されており、長時間座っていても腰が痛くなるということはありませんでした。
2.3 「車内の利便性・サービスはどう?」
最後に、車内の利便性やサービス面についてご紹介します。

↑カノピー内のスマホホルダー
プライムシートの一番の特徴として、「カノピー内のスマホホルダー」が挙げられます。
「消灯時間が早くて、寝れないからスマホ触っておきたい」
夜行バスを利用していると、こんな悩みを感じたことのある方も多いでしょう。
他のバスですと、周りの迷惑になるため夜間にスマホは触れませんが「プライム」では別。
カノピー内にスマホホルダーが搭載されているため、夜間でも気にせず携帯を触ることができます。
3.まとめ|ウィラーエクスプレスの「プライム」シートは快適でコスパも良い
実際にウィラーエクスプレスの4列シート「プライム」を利用した筆者としては、快適性も高くコスパが良いため非常にオススメ。
今回は大阪から東京までの約10時間の乗車時間でしたが、夜間に目が覚める等のこともなく疲れが残ることもありませんでした。
料金としては大阪→東京で約6,500円程度と、機能面を考慮するとリーズナブルに感じました。
カップルや友達で乗るけど、お互いのプライベート空間はちゃんと確保したいという方にとっても非常にオススメです。
是非、値段は抑えながらもゆっくり過ごせる夜行バスをお探しの方は利用してみてはいかがでしょうか。
6. ウィラーの4列シートに関するよくあるQ&A7選

4列(プライム/リラックス)は最大約130°のリクライニングが可能です。
USBポートはすべての4列シート車両に標準装備されています。一部車両ではACコンセントも利用可能です。乗車前に、車両タイプの記載を確認するのが安心です 。
WILLER EXPRESS/STAR EXPRESSでは、一定間隔(2〜3時間ごと)でサービスエリア等にてトイレ休憩があります。公式時刻表に掲載されているルート別の停留地リストで確認できます 。
対象シートでは、予約時に座席指定が可能です。指定外のシートやサイト以外から予約した場合は、当日システムにより自動配席されます 。
プライムシートでは可動式の仕切り板やヘッド部のカノピーが装備されており、ある程度自由に開閉可能です。
公式FAQでは車内飲食は問題ありませんが、においや音に配慮することを願っています。長時間移動なので軽食や水分補給はOKですが、周囲への気遣いを忘れずに 。
出発時間までに乗車しなかった場合、確認の連絡が入ることがあります。また、キャンセルポリシー(日程や座席グレードによる変更・返金ルール)は、事前に公式サイトで確認しておくのが安心です 。
キャンセル規定については、ウィラートラベル公式のキャンセル料金一覧ページをご確認ください。
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