「ウィラーがやばいって本当?」
「実際にウィラーを利用した人の感想が知りたい!」
夜行バスは料金の安さが魅力な反面、「安全性」「快適性」「運行の信頼性」に対して疑問を持たれがちです。
特にウィラートラベルは利用者が多いため、SNSや口コミで目立つ声に心が揺れることもあるでしょう。
本記事では、実際にウィラーの夜行バスを利用した筆者が、「やばい」と言われる背景や、その実態が本当に心配すべきものなのかを徹底的に解説。
結論として、ウィラーがヤバいと言われるのは過去に起きた事故の為ですが、迅速な安全対策の見直し等も行われており再発防止が徹底されています。
また、今回筆者が利用した中でも不安に感じる点やサービスが悪いという点は全くありませんでした。
是非これからウィラーエクスプレスを利用する方は参考にしてみて下さい。
目次
1. ウィラーはやばい?事故・違反の実態を正しく知る

「ウィラーってやばいの?」「危険な事故があったって本当?」
そんな不安を持つ方の多くは、ネット上の口コミやまとめ記事で“事故歴”や“トラブル”に関する話題を目にしたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、過去の事故情報や違反の有無を正しく整理し、「やばい」と言われる背景と事実を明らかにしていきます。
1.1 過去に起きたウィラー関連の事故とは?
ウィラー関連で注目された事故は、主に以下の2件です。
■ 2015年 横転事故(運行委託業者)
2015年、東京ディズニーランド発の夜行バスがダンプカーと接触して横転。
幸い死亡事故には至らなかったものの、運転手や乗客に負傷者が出たことから話題となりました。
ただしこの便は、ウィラー本体ではなく委託先の観光バス会社(ロウズ観光)による運行であり、直接的な安全体制の問題とは異なります。
この事故を機に、ウィラーでは以下のような安全対策を強化しています。
・睡眠状態をリアルタイム検知する「FEELythm(フィールリズム)」の導入
・ドライバーの健康診断・睡眠時無呼吸症候群の検査
・休憩体制・車両点検のマニュアル再整備
■ 2024年 東京〜仙台間の接触事故
2024年4月30日、ウィラーの夜行バス2便が東北道上で接触事故を起こし、5名の乗客が負傷(うち2名重傷)。
いずれも命に別状はなく、事故原因については現在も警察・運輸局により調査が続いています。
会社としては速やかに公式発表を行い、再発防止策の検討と情報公開を行っています。
1.2 行政処分や法令違反は?
国土交通省が公開している「貸切バス事業者監査結果」(2020〜2024年)では、ウィラーグループに重大な法令違反や業務停止命令などの行政処分歴は確認されていません。
・各路線・便に対して運転日報、整備記録、健康管理体制などがチェック対象
・ウィラーは運行状況の公開・報告も積極的に行っており、業界でも透明性の高い運営が特徴です
1.3 「やばい」は本当か?事実から読み解く
確かに過去に事故があったのは事実ですが、それらは例外的かつ運行委託車両によるものが多く、重大な人命事故には至っていません。
さらに、ウィラーは業界基準に則った安全管理・運転教育に積極的に取り組んでおり、以下のような対策を講じています。
安全対策項目 | 内容 |
眠気検知システム | 「FEELythm」により眠気兆候をリアルタイム検知 |
運転手の健康診断 | 脳ドックやSAS検査などを定期的に実施 |
新車導入・点検強化 | 5〜8年での車両更新、日常点検の徹底 |
運転研修・評価制度 | 優良ドライバー表彰や定期講習を導入 |
2. 実際どう?筆者が体験したウィラーの実態を紹介

上記で実際にはウィラーはヤバくないと分かったことでしょう。
ここでは、筆者が実際にウィラーエクスプレスの「プライムシート」に乗車したときの感想を3つのポイントでご紹介します。
2-1.プライベート空間は本当に守られている?
2-2.寝心地は期待以上?最大130°のリクライニング
2-3.車内設備は実用的?スマホホルダーが大活躍
2.1 プライベート空間は本当に守られてる?
夜行バスを選ぶ際に、プライベート空間がどれだけ確保されているかは大きな要因でしょう。
結論として、ウィラーエクスプレスには席に大型カノピーがついているため、ほぼ個室のような空間に。
カノピーをしっかり下ろせば、胸元まで覆うので周囲からの明かりや視線は全く気になりませんでした。
特に「プライムシート」はリラックスシートよりも15cm高くカノピーが設計されているため、下ろした際の圧迫感もなし。
また隣席にはパーテーションもついているため、隣席から上半身が完全に仕切られています。
このように車内のプライベート性は全く問題ありませんでした。
2.2 寝心地は期待以上?最大130°以上のリクライニング
次に寝心地に関してはいかがでしょうか。
ウィラーエクスプレス「リラックス」「プライム」シートの最大リクライニング角度は130°で寝心地は抜群。
これは一般的な高速バスが120°であるため、より普段に近い姿勢で寝れることとなります。
他にもヘッドレストは動かせる仕様で、自分の体格に合わせて使えます。
また、背面・座面・腰それぞれに異なるクッションが敷かれているので、長時間座っていても疲れにくい仕様。
実際、筆者は大阪→東京間の10時間の移動でも全く疲れが残りませんでした。
2.3 車内設備は実用的?スマホホルダーが大活躍
また、ウィラーエクスプレスの「リラックス」シートの特徴として大きいのが、カノピー内の「スマホホルダー」。
一般的な夜行バスだと消灯時間中にスマホを触ると、周囲に迷惑が掛かるためNG。
しかし、ウィラーエクスプレスではカノピーが搭載されているため、夜間でも問題なく触れます。
加えて、プライムシートにはカノピー内にスマホホルダーが装備されており、夜間でもスマホを手元に固定しながら使えるのが大きなメリット。
これらによって、筆者も普段寝る時間まで夜間でもスマホを触ることができたため、ストレスなく過ごすことができました。
2-4.実際に利用したウィラーの感想まとめ
項目 | 感想 |
プライベート空間 | カノピー+可動式パーテーションで視線も光も遮断され、個室感◎ |
寝心地 | 約130°リクライニング+可動ヘッドレストで体圧分散が上手く疲れにくい |
設備・サービス | スマホホルダー、足元サポート、充電環境と間接照明など、実用性が高い |
3. ウィラーエクスプレス利用時に聞かれるQ&A7選

ウィラーエクスプレスのほとんどの便には、車内トイレは設置されていません(一部長距離路線に限り設置車両あり)。その代わりに、通常は2〜3時間おきにサービスエリアなどで休憩(10〜15分程度)が設けられています。
走行中は運転手と直接会話するのが難しいため、ウィラーでは「おたすけDM」という専用メッセージサービスを提供しています。スマホから送信すれば、運行会社のサポート担当者に直接メッセージが届き、停車中などに対応してもらえる仕組みです。
例:
荷物トラブル など
体調が悪い
隣席が騒がしい/照明が消えない
ほとんどの路線で、予約時に座席の指定が可能です。ウィラーの予約システムでは、窓側・通路側・並び席などの希望を反映できる便が多く、友人やカップル同士でも安心して隣同士で乗車できます。
注意点:
・シートタイプや運行会社によっては「自動配席」の場合もあります
・並び席を希望する場合は、予約ステップ内の座席選択画面でしっかり確認を
また、繁忙期や週末は座席の選択肢が限られることもあるため、早めの予約がベストです
出発時間を過ぎると自動的に「無連絡キャンセル」扱いとなり、原則として返金は受けられません。ただし、発車前であれば「マイページ」や「予約完了メール」からキャンセル手続きが可能です。
キャンセル料は以下の通り(便・プランによって異なります):
取消日 | キャンセル料の目安 |
出発7日前まで | 無料(または数百円) |
出発6日~2日前 | 10〜30%程度 |
出発前日〜当日 | 50〜100%(返金なしの場合あり) |
軽食や飲み物の飲用は許可されていますが、匂いの強い食品やアルコールの持ち込みは控えるのがマナーです。深夜帯は消灯されるため、周囲の睡眠を妨げないよう、静かに・控えめにを心がけましょう。
スマホの利用もOKですが、
・音量はミュートまたはイヤホンで
・消灯後は画面の明るさを落とす or カノピー内で使用
また、全車にUSBポート(またはACコンセント)ありなので、充電環境は十分に整っています
道路状況や気象によっては、ウィラーに限らず高速バス全般で遅延が発生する可能性があります。平均的には15〜30分の遅れが多いものの、繁忙期や積雪・事故渋滞時には1時間以上の遅れが出ることもあります。
ウィラーでは、遅延による運賃の返金や振替は原則として行われていませんが、重大な運休や欠便が生じた場合は別途案内・補償が行われるケースもあります。
・到着地の予定に余裕を持って計画を立てるのが安心です
・遅延発生時はマイページ・登録メールで通知
ウィラーのバスシートは、すべて「座ったまま寝る設計」となっており、完全に横になることはできません(法律により走行中はシートベルト着用が義務付けられています)。
ただし、下記のようなリクライニング性能の高いシートでは、ほぼフラットに近い角度まで倒せるため、しっかり眠れる仕様です。
シート名 | リクライニング角度 | 特徴 |
プライムシート | 約130° | 大型カノピー+足元広め |
ラクシア | 約145° | リビング感覚+カーテン仕切りあり |
ReBornシート | 約155° | ゆりかご構造+電動シート |
首枕・アイマスクなどの睡眠グッズと組み合わせることで、さらに快眠度を高めることができます。
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